カンティーニョ

オブジェチーボとは

「オブジェチーボ」(Centro Educacional Objetivo)は1965年にブラジル・サンパウロで設立され、幼児教育から中等教育・大学入学準備教育にいたるまでを幅広く手がける南アメリカ最大の私設教育機関です。
オブジェチーボと提携している学校はブラジル国内では450校以上を数え、サンパウロ市内では200校以上存在します。生徒数は国内・国外(日本)で43万人以上になると言われ、充実した教育設備と豊富な教育経験に基づき独自に開発した教材は本国でも高い評価を受けています。
2007年12月に台湾で開催された、世界43カ国が参加した科学オリンピックジュニア大会においてブラジルは7位に入賞、このときのチームメンバー6名のうち、5名がオブジェチーボの学生でした。国内外で開催されるこのような大会で、オブジェチーボの学生達は、すでに2000個以上のメダルを獲得しています。
このようにオブジェチーボの教育システムは、ブラジル国内でも優秀な学生の育成に貢献していると定評があります。
2006年に同機関と提携し、ブラジル政府からの認定を受けたカンティーニョでは、教材もすべて本国から取り寄せ、オブジェチーボの教育方針に則ったカリキュラムを構築、日本にいながら本国とまったく変わらない教育を受けることができるのです。

特徴

カンティーニョでは「オブジェチーボ教育システム」を導入しています。教育方針・教材・年間行事など全てのプログラムが本国ブラジルと同じように進められています。教材や制服も全てブラジルから取り寄せており、教師は全員、国が発行する教員免許を取得しています。したがって日本にいながら同等の教育が受けられ、ブラジルに帰国した後も再教育を受ける必要がないのです。

就学前教育 (Educação Infantil)
0歳から3歳までが乳児園、4歳から5歳までが幼稚園と規定されています。カンティーニョでは3歳からの受入を行っています。
初等教育 (Ensino Fundamental)
1年生から5年生までの5年間は、「前期初等教育(Ensino Fundamental Iniciais)」と呼ばれ、日本の小学校にあたります。生徒の年齢は概ね6歳~10歳です。そして、6年生から9年生までの4年間は、「後期初等教育(Ensino Fundamental Finais)」と呼ばれ、日本の中学校にあたります。ブラジルでは初等教育とはいえ、年齢ではなく学力に応じた進級を行っているため留年制度もきびしく、各学年に様々な年齢の生徒が在籍しているところが日本の学校と大きく異なります。
中等教育 (Ensino Médio)
概ね15歳から17歳までの3年間で、日本の高等学校にあたります。カンティーニョでは、この中等教育までを受けることができます。

オブジェチーボの教材

オブジェチーボでは教材の製作はもちろんのこと、提携学校の経営までをサポートし、生徒達にとってより良い教育環境を提供するため、日々研究が行われています。
教師達に対する教育サポートも充実しており、教師用の教材には練習問題の解答解説や、授業進行方法の指導が掲載されています。また教師達の授業内容や指導方法に関する疑問を解消するために「教育サポート局」を設置し、いつでも利用できるようになっています。
生徒達が利用する教材は、図やグラフを多く使用しているのが特徴で、明確で分かりやすい構造になっています。
オブジェチーボ教材は、学生が学習過程の全てを取得し、日々変化する現代社会において機敏に対応できるように、改訂と更新を常に繰り返しながら入念に作り上げられます。
この改訂と更新を手掛けるのが「技術研究センター」で、3つの部署に分かれて教材を製作しています。

①学習体系対策事務局
おもに教材の内容、教育方法、教育実践を細かく分析し、更新していきます。
②教育プログラム部
講座の企画、授業の時間割、課題の作成
③編集部
教材を印刷し、提携学校に各講座に応じた教材を配布します。

オブジェチーボの制服

学校の制服は、常に動きやすさが重視されるためかなりスポーティーなデザインになっています。生徒達だけでなく、教員やスタッフにまで制服が準備されており、それぞれの業務にあった動きやすいデザインになっています。